ピンクのチューリップ

花の苗が届いて、いそいそと段ボールを開けた。

そうしたら、注文した苗の他に頼んでいないチューリップとクロッカスの苗が3つずつ入っていた。

ちょうど花の季節だもんね。もう売り物にはならないのだろうけれど、とても綺麗。
嬉しくなってしまって、おまけだから余計に。
冬を越して花開いたピンクのチューリップ。長旅ご苦労様。

今日は外は風が強いので、家に飾ろうと思ったけれど、ちょうど良い鉢がない。
そこで、LOFTの黄色い紙袋に銀紙を敷いて、即席鉢を作った。
なかなか色合いが良いので、描いてみた。

ピンクのチューリップ。

子供の頃この色が大~好きだった。
優しいお姉さんの色。
折り紙も、この色がいつまでも使えなかった。
好きすぎて使えない事で、好きじゃないと大人に思われていたかも。

大人になってからも、この色の衣装は着たことは、、、多分あまりない。
(レインコートはあるけれど)
好きだけれど自分に似合わないような気もした。
優しいお姉さんじゃなかったからか。

思春期は男子に生まれたかったとずっと思っていた。
群れることが苦手で話し下手。
心の中で青いクールな自分がいつもいた。
だからなのか。

今ならなんでも着れちゃうよ。

ほんとかな。

登茂子